2023.1.27
卒業論文修士論文一覧
基礎と地盤の動的相互作用解析
地盤の存在が建物の振動特性に及ぼす影響を明らかにするための研究です.
地震動シミュレーション
建物の応答計算に用いるために,断層モデルと地盤構造モデルを用いて理論的あるいは経験的に地震動を求める方法に関する研究です.
ウェーブレット解析による模擬地震動作成法の研究
建物の応答計算に用いる人工的に作成する模擬地震動に,断層破壊や断層地形の影響を実証的に含めようとする研究です.
常時微動を用いた地盤構造の推定手法に関する研究
複数の地震計で微動と呼ばれる地表の揺れを同時に観測し,そのデータから地震動の計算に用いる地盤構造モデルを作成する研究で,個々の建物を設計する際の入力地震動の精度を高めることができます.
バイヨン寺院崩壊要因および組積造に関する研究
アンコール遺跡群の中でも劣化・崩壊が進んでいるバイヨン寺院の崩壊過程を体系的に検討し,保存・修復に役立てるため,常時微動測定により構造物の振動特性を評価し,数値解析によりバイヨン寺院の変形およびクラック性状の分析を行い,常時微動がその崩壊機構に与える影響を検証します.不連続体力学・個別要素法の適用性に関する研究をしています.
木造および上部構造に関する研究
各種上部構造に関する研究,鋼木ハイブリッド部材に関する研究です.
塔状RCシェルの耐震性の研究
続体として扱う上部構造物の安全限界の把握と耐震性を向上させる方法を明らかにしようと考えています.その背景として,既存建物の有効利用を旨とすべき21世紀において,地震入力に対して危険とみなされる歴史的建築物の耐震性や,RCシェルを含む塔状および空間構造の終局状態を明らかにする研究の必要性が挙げられます.
動的相互作用のエネルギー評価の研究
改正建築基準法において相互作用効果を積極的に取り入れられる枠組みが示されたことに対応し,エネルギーの観点から構造物応答への寄与を明らかにしようとする研究で,ゆくゆくは塑性地盤の動的相互作用効果の研究に踏み込むことを目指しています.


卒業論文タイトル一覧
年度 卒業論文 氏名
2022 基礎近傍における地盤の局所的非線形性が動的相互作用に及ぼす影響の評価 今井 秀人
2022 速度計を用いた高密度微動小アレーによる表層地盤構造の振動特性 柏村 玲於奈
2022 非線形最小二乗法によるせん断系多質点モデルの剛性および減衰の同定 西村 丈太朗
2022 ジョイント要素により基礎浮き上がりを考慮した地震応答評価 羽鳥 彰
2021 地震観測記録を用いた高層集合住宅に対する杭集約モデルの適用性検討 内村 暖
2021 組積造模型加振実験の個別要素法によるシミュレーション解析 酒井 優臣
2021 3軸試験のシミュレーションに基づくエネルギーによる液状化判定方法の検討 杉本 慈瑛
2021 微動H/Vスペクトルの方位依存性に着目した基盤傾斜方向の推定 横倉 巧味
2020 分散曲線評価におけるCCA法の短波長領域への拡張の検討 今野 翔太
2020 非線形解析を用いた鋼木ハイブリッド梁の曲げ特性評価 竹内 和宏
2020 上部構造の微小回転を仮定したモデルによる基礎浮き上がり挙動のエネルギー的評価 時澤 直輝
 2019  地盤液状化による免震効果のエネルギーによる評価 井門 愛
 2019   動的相互作用を考慮した木質系立面混構造の地震応答に関する検 表 快人
2019  高次モードの影響を考慮した地盤構造逆解析の有効性の検討 勝又 洋人
2019  組積造模型の振動実験および振動特性の検討 神谷 悠大
2019  分散曲線とH/Vスペクトルを用いた2層地盤の基盤S波速度推定手法の提案 清水 麻里江
2019  極小円形微動アレイを用いた分散曲線推定プログラムの検討 辻 可那子
2019  2018年北海道胆振東部地震における追分観測点の地盤非線形特性の推定 堀口 翔太
2019  3次元FEM解析における杭支持高層建築のモデル化に関する検討 松尾 朋哉
2019  3次元FEM解析を用いた隣接基礎間動的相互作用の影響の検討 宮本 結衣
2018 微動H/Vスペクトルのばらつきに基づく測定方法の標準化 加藤 礼央
2018 神戸超高層共同住宅の地震応答シミュレーション 亀山 雄貴
2018 2次元DEMプログラムの開発とコンクリートの破壊シミュレーション 幸田 雄太
2018 CCA法による分散曲線導出プログラムの開発と実測データによる評価 竹内 晃太郎
2018 アーチ構造を含む煉瓦壁の力学的特性に関する研究 白橋 味季
2018 組積造の動的解析における個別要素法のパラメータ及び有用性の検討 土井 一朗
2018 個別要素法を用いた石垣構造物の動的解析とモデリング手法の検討 端山 寛文
2017 高層建築物における地盤-杭-建物系の地震応答の検討 栗本 達也
2017 等価線形化法に基づく工学的基盤以深を考慮した地表波推定法の検討 野尻 稜
2017 円形微動アレー上のセンサー配置による分散曲線精度の検討 前畑 圭佑
2017 埋め込み基礎に対するコーンモデルの適用性の検討 棟田 隆元
2017 個別要素法を用いた富岡駅前倉庫小屋組の崩壊過程に関する検討 東澤 文
2016 微小円形微動アレーによる分散曲線の精度評価に関する検討 貝増 佑理子
2016 個別要素法による富岡製糸場木骨レンガ壁の耐力評価に関する検討 田中 拓
2016 単杭の動的相互作用解析における有限要素モデルに関する検討 塚原 隼人
2016 コーンモデルによる基礎の時間領域動的相互作用解析手法に関する検討 二宮 常
2016 遺伝的アルゴリズムを用いた熊本県益城観測点の地盤構造の推定 宮崎 夏帆
2015 極小円形アレーを用いた微動観測による白馬村被害集中地域の地盤構造の推定 古家 萌子
2015 コーンモデルを用いた時間領域での動的相互作用解析の精度の検討 嶋根 健介
2015 非線形応答解析を用いた工学的基盤波の推定方法の検討 谷口 玄剛
2015 コーンモデルを用いた表面基礎の環境振動簡易評価法の検討 友寄 亮太
2015 常時微動測定による建物の振動および波動伝播特性の検討 中路 裕美
2015 個別要素法を用いた組積造の振動特性および補強方法の検討 山下 祐
和田 和輝
2014 ミニチュアアレーによる微動観測の表層地盤の検討 海塚 実里
2014 大規模災害時における積層応急仮設住宅の提案 河合 智樹
2014 スウェイ・ロッキングモデルによる地盤と建物の動的相互作用効果のエネルギー的評価 鈴木 純平
2014 個別要素法による家具の振動特性に関する研究 根本 雄平
2013 組積造建築物の構造解析における個別要素法の適用可能性およびその利用法に関する基礎的検討 溝呂木 健
2013 3次元地震動シミュレータを用いた不整形な表層地盤構造と強震動の関連性の研究 田中 美鈴
2012 成層地盤表面基礎の簡易評価法へのコーンモデルの応用に関する研究 重清 達郎
2010 バイヨン寺院中央主塔の振動に対する風の影響 伊藤 祐介
2010 RC円弧アーチ模型のトーナメント載荷実験と非線形FEMによる評価 齋藤 亘
向井 敬
2009 RC円弧アーチ模型の静的載荷実験における終局挙動シミュレーション 岡 拓伸
加藤 敦士
2009 表面基礎の基礎入力動近似評価法におけるガウス積分の適用性に関する研究 木村 友彦
2009 個別要素法による基壇の影響を考慮したバイヨン北経蔵の変形性状に関する研究 佐野 光政
2008 RC円弧アーチ模型の静的載荷実験と非線形有限要素解析による評価 秋田 真
和知 力嗣
2008 地盤の平均S波速度をパラメータとした震度の距離減衰式 佐川 貴康
2008 大規模レンガ煙突の耐震性の検討 祖父江 広
2008 砂岩ブロックシステムの摩擦および振動特性に関する研究 吉田 慎之介
2007 RC円弧アーチの静的加力実験に関する検討 鹿野 恭平
山崎 孝紀
2007 経験的グリーン関数法による入力地震動予測に関する調査研究 稲益 佑亮
2006 微動を用いた2004年新潟県中越地震の地震動に関する検討 斎藤 豪
2006 バイヨン寺院南北経蔵及びプラサート・スープラの振動特性の検討 山本 竹哉
若生 祐介
2005 新潟県中越地震における十日町市の地震動特性 清水 亮
2004 バイヨン寺院における微動測定およびFEM固有解析による振動特性の検討 平井 智也
2003 免疫アルゴリズムによる連続体シェルの曲面形状最適化 今西 良介
2003 遺伝的アルゴリズムによる連続体シェルの曲面形状最適化 長島 英介
2003 バイヨン寺院主塔の振動特性について 福本 有希
2003 給水塔シェルの静的非線形弾塑性解析用FEMプログラムの検討 松浦 厚
2002 実測に基づくシェル状給水塔の振動特性に関する研究 杉浦 良和
2001 シェル状給水塔の耐震性の検討 大内 孝洋
松橋 雅彦
2001 地震入力エネルギーに及ぼす動的相互作用の影響 寺側 孝史
2000 集集地震の地震動が構造物の応答に及ぼす影響 下山田 和子
修士論文タイトル一覧
年度 修士論文 氏名
2022 境界力の仕事による総エネルギー入力を用いた基礎浮き上がり挙動の評価 時澤 直輝
2022 観測記録を用いた非線形最小二乗法による動的相互作用の同定手法の検討 チョウ トウ
 2021 境界力によるエネルギー入力評価を用いた液状化免震効果の検討  井門 愛
 2021 木構造における地震時の剛性低下と境界力による仕事量に関する解析的研究  表 快人
 2021 分散曲線とH/Vスペクトルのピーク・トラフを対象とした表層地盤構造の同時逆解析手法  勝又 洋人
 2021 組積造を対象とした分離解法に基づくFEMとDEMの複合型解析手法の検討 神谷 悠大
 2021 微動アレイ観測における地震波干渉法の適用に関する検討  辻 可那子
 2021 逐次非線形解析による基盤入射波推定法(MIEC法)の観測波への適用性の検討 松尾 朋哉
 2021 動的相互作用解析におけるFEMモデル化領域のエネルギーを用いた検討   宮本 結衣
2020 FEM を用いた拡散波動場理論に基づく微動H/V スペクトル比に関する研究 加藤 礼央
2020 FEM を用いた境界積分による地震入力エネルギーの有効性の検討 亀山 雄貴
2020 レンガ建造物の局所的破壊に関する解析的検討 白橋 味季
2020 複数の観測記録による地盤非線形特性の推定手法 土井 一朗
2020 Analysis of collapse behabior for wooden horizontal hybrid structure Li Jiahao
2019 数値計算を用いたCC法微動アレー観測における推定下限波長の検討 神山圭佑
2019 時刻歴応答解析に基づく非線形地盤モデル推定法 野尻 稜
2019 富岡駅前レンガ造倉庫における木造小屋組の崩壊時挙動の解析的検討 東澤 文
2018 位相速度のばらつきに基づく分散曲線の精度評価に関する検討 貝増佑理子
2018 富岡駅前レンガ造倉庫の地震時崩壊挙動の解析的検討 田中 拓
2018 低層鉄骨造ラーメンの粘弾性仕口ダンパによる補強設計法に関する研究 西川翔太
2018 深部地盤の非線形性と動的相互作用を考慮した益城町役場地震観測記録の検討 二宮 常
2017 分散曲線とH/Vスペクトルを用いた2層地盤推定手法の提案 古家 萌子
2017 半無限地盤上の埋め込み基礎におけるコーンモデルの簡易化に関する研究 嶋根 健介
2017 2016年熊本地震を対象とした強震記録におけるシミュレーション解析の手順検討 谷口 玄剛
2017 個別要素法を用いた組積造の動的解析の検討 山下 祐
2016 栄村青倉地区における微小アレーを用いた微動観測記録に基づいた地盤モデルの検討 海塚 実里
2016 コーンモデルによる埋め込み基礎のインピーダンスと周辺地盤応答との関係 鈴木 純平
2014 地震後防耐火性能を有する関東土壁の構造性能に関する研究 関口 佳織
2014 団地建築の躯体変更を伴う耐震改修に関する研究 高村 暁則
2014 アルミニウム合金製ダンパーを用いた組立壁の研究 夏目 大影
2014 個別要素法によるバイヨン寺院内回廊における安全性評価に関する研究 弘中 敏之
2014 プレカット及び手刻みの伝統的木造継手・鎌継の力学的特性に関する研究 若松 直之
2011 薄層要素法を用いた環境振動簡易評価法の研究 加藤 敦士
2011 微動によりモデル化した崩壊堆積地盤の直下地震による地震被害分布の検討 木村 友彦
2010 埋め込み基礎を対象とした基礎と地盤との動的相互作用を含む環境振動簡易評価法の研究 秋田 真
2008 基礎と地盤の動的相互作用を考慮した環境振動簡易評価手法の研究 斎藤 豪
2008 常時微動から推定した表層地盤構造の不整形性が強震動に及ぼす影響の評価 清水 亮
2008 不連続変形法(DDA)を用いたブロックシステムの振動特性に関する基礎的研究 山本 竹哉
2006 バイヨン寺院北経蔵をモデルとする不連続変形法解析に関する研究 平井 智也
2005 微動観測結果を用いた各種地盤構造の推定に関する研究 長島 英介
2005 非線形有限要素解析によるRCシェル状給水塔の耐震性に関する研究 松浦 厚
2004 組積造遺跡建築への不連続変形法(DDA)適用に関する研究 杉浦 良和
2003 H/Vスペクトルと分散曲線の同時シミュレーションによる地盤構造推定に関する研究 倉内 信幸
2003 骨の適応機構を模した離散構造最適化問題の解法に関する研究 松橋 雅彦
2002 ウェーブレット解析を用いた模擬地震動作成手法の研究 下山田 和子